絶品!今年はまったきんかんの甘露煮
寒くなり、年を越す頃からスーパーで見かけるきんかん。
ピンポン玉位の大きさで、ミニみかんにも見える。
「きんかんって何?」という人も多いはず。
私も見かける度に「どうやって食べるんだろう?」と思ってました。
ある日ひょんなことから古い和食の本を手に取ると、「きんかんの甘露煮」の作り方が書いてありました。
きんかんを砂糖と水で炊いたもので、出来上がったきんかんはオレンジの色が濃く、溶けた砂糖が艶々していて宝石みたい。
甘そうなのはわかるけど、味が想像できない。
食べてみたい……
気になって仕方がなくなり、作って食べることに。
結果から言うと、作ってよかった。
はまって、今季3回も作ることになりました(笑)。
「ミニみかん」だから、マーマレードのみたいな感じだろうと軽く見ていていましたが、いやいやとんでもない。
オレンジのような苦みがなく、とてもさわやか。
ジャムと違って形が残っているので、ひとつ口に入れると甘さ、酸味と次々に味が変わっていき、最後は口の中がさっぱりしたと思った瞬間なくなります。
いろんな味に変わっていく様は、まるでスパイスを効かせたショコラティエの力作のチョコを食べているかのよう。
「どうして今まで食べなかったんだろう。」と思うくらい好きになりました。
手間を惜しまずマーマレードが作れる方は、特に試していただきたい。
ジャム作りより簡単で、短時間で作れます。
残念なのは、きんかんの旬が1~3月のなのでそろそろ終わりなこと。
このブログは始めたばかりなので、あまり読んでもらえる機会も少ない。
なので来年かなぁ。
このブログを読んでくれた方が、冬にスーパーに行って、
「あれ?このピンポン玉みたいなの、なんだろう?ミニみかん?? あっ、きんかん!」と思い出し、作ってくれることを願いつつ今日は終わりにしたいと思います。
以下レシピです。
きんかんの甘露煮
【材料】
金柑 300g
水 200 ml
砂糖 200g
醤油 少々
【作り方】
- 金柑の皮、縦方向に5mm幅で切り込みを一周入れる。
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、金柑を入れ2~3分ゆで、ざるにあけて冷ます。
- 粗熱がとれたら、竹串でへたを取り、上下を軽くつぶして切り込みの間から種を取る。
- 鍋に分量の水と金柑を入れ、蓋をして火にかける。煮立ったら弱火にして10分煮る。
- 砂糖を半量加えさらに10分、続いて残りの砂糖を加えさらに10分弱火で煮る。
- 火を止めて、醤油をたらしひと混ぜする。
※煮詰めるときは酸に弱いアルミの鍋は使わないこと。
※冷蔵庫で1ヶ月保存可能。