春が旬 グリンピースごはんの思い出
今の学校の給食に「グリンピースごはん」は出るのでしょうか。
私が小学校の頃は(かなり昔ですが)、よく出ました。
白米とグリンピースを一緒に炊いたもので、クラスでは好きな子と嫌いな子に真っ二つに分かれるメニュー。
嫌いな子はお箸を使ってひとつひとつグリンピースをよけ、小山になったグリーンピースを指で弾いて前の席の子に当てるという平和な光景が毎度繰り広げられました。
食べられはしましたが、私もあまり好きな方ではありませんでした。
豆が独特の香りがして、少し癖があり食べにくい。
柔らかくなりすぎて、ぐにゅっと潰れる感じが気持ち悪い。
あんまり噛まないようにして飲み込んでいたような(笑)。
大人になってからもスーパーでさや付きのグリンピースが出回ると、想像するのは給食のグリンピースごはん。「美味しくないんだろうなぁ」と思ってました。
ある時参加した料理教室でグリンピースごはんを炊くことに。
旬の4月~5月、さやから豆をぽろぽろ外し米と酒と昆布で炊きました。
出来上がりをひと口食べると、記憶の味と全く違っていていました。
豆が甘い。少し固めでほろっと崩れ、ぐにゅりとならない。優しい味わいで癖もない。
こんなに違うのかとびっくり。
なんでもグリンピースはさやに付いている間は生きているそうです。
旬の時期でもあり、さや付きで新鮮さが保たれ風味もしっかり残っていたのでしょう。
それから毎年食べるようになりました。
4月に入り、今年もグリンピースが美味しい季節になりました。
外に気軽に出掛けられず春を感じられることが少ないので、料理で味わってみるのも良いかも。
一緒に作ってみませんか?
美味しいグリンピースの見分け方と炊き方は以下のページで。